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  3. 企業もデザイナーも幸せになる「エモ採用のススメ」

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こちらの記事は「エモいデザイナー採用大公開!」のイベントレポートの2/3記事目です。その他の記事は下記からご覧になれます。

自分の強みを活かした採用活動が、採用成功につながる
エモいデザイナー採用大公開!〜パネルディスカッション〜

今回は「エモ採用」の発案者である「まさよふ」こと不破が登壇した様子をレポートします。

デザイナーを取り巻く環境とデザイナー採用担当に求められること

改めまして!リブセンスの転職ドラフトでディレクターをやっています、まさよふです。

デザイナー採用について考える前に、デザイナーの現状とこれからについてお話します。「デザイナーってどんな人だろう?」と考えた時に、私が考える定義がこちらです。

デザイナーとは、曖昧で抽象的な事柄を観察し、課題解決の最適な道筋を表層の可視化を含めて具体化する職種。

そして、こちらの図のようにデザイン思考、サービスデザインのような「デザイン」のマインドセットがある人材の需要は海外で高まっています。

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この波がいずれ日本にもやってくることを考えると、高度なデザインのマインドセットを持つ人材の需要は今後国内でも高まるでしょう。しかし、国勢調査によると「デザイナー」と呼ばれる人材は、全国にたった20万人しかいないんです。これはプロダクトデザイナーやテキスタイルのデザイナーなど、あらゆるデザイナーの総数です。

日本の多くの美大や専門学校で教えるのは主にビジュアルなどの表層のデザインなので、高度なデザインのマインドセットを育成できる教育機関や企業はまだまだ少ない現状です。高度デザイン人材の需要は高いのに、供給が追いついていないという状況です。

デザイン人材の教育の課題のほかにもデザイナーの採用に関する課題は数多くあるのですが、私が解決したい重要な課題のひとつが「デザイナー採用が得意な人が少ないこと」だと感じています。

そこで今回はこの部分を色々話したいと思っております。デザイン採用担当者には、どんなことが求められるかと考えた時に、私が考える特徴がこちらです。

デザイナー採用担当に求められること
・採用の本質を見極める力
・現場任せにせず、採用をリードする勢い
・自分自身が採用の強みになるという意欲
・デザイナー採用への熱意!!!

つまり、採用は現場に任せっきりにしないで、むしろ自分でリードしていくんだ!そして自分自身が採用の強みなるんだ!という熱意と覚悟が大事かなと思います。

逆境が生んだ「採用担当まさよふ」

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私は前職でデザイナーの採用担当をやりながら採用広報をしていたのですが、じゃあどうして自分が採用に熱くなれたかをお話します。

私は大学卒業後に大手ゲーム会社に入社し、ゲームデザイナーとして活躍していました。その後人材系のITベンチャーに入社してWebディレクターとしてオウンドメディアを立ち上げたり、他の会社でUXデザイナーとして活躍したりと、幅広いキャリアを経験しています。

でも、これらのキャリアの中には、たくさんの失敗も含まれているんです。というのも、私は結婚が早かったため新卒でお母さんになり、子育てに時間も元気も取られてしまって「スキルをどうやって学んでいけばいいのか全然分からない!」と悩んでいました。

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そんな八方塞がりの状況で、私は自分がなりたかったデザイナーになることを、完全に一度諦めてしまったんです。

そんな悔しい経験があったからこそ「どうしたら状況は改善するんだろう?」と自分に問いかけるクセが付いたのかもしれません。

そして前職でデザイナー採用を任されることとなったのですが、採用要件は高いのに年収は低くて、さらに打ち出せる”自社の強み”もなくて、社内にはロールモデルとなるような存在もいなくて…。もはや課題が山積み過ぎたので、まるで「逆境コンボ」でしたね。

でも、逆にそんな状況だったからこそ「もうこれは、私がやるしかないな!」と、燃えてしまったんです。

デザイナー採用担当として実践した5つのこと

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そこで、私がデザイナーの採用担当になって実践したのがこれらの5つです。

採用担当として実践した5つのこと
①エスノグラフィー
②採用要件の見直し
③採用担当ブランディング
④採用広報の定義と強化
⑤すべての集大成をスカウトに込める

エスノグラフィー

まずはエスノグラフィーと書かせてもらいましたが、私もそこまでエスノグラフィーに詳しい訳ではありません。でも、デザイナーのことが大好きで、どういう所でどんなことをしているのかを、理科の授業で行う観察みたいな感じで、ずっと見ていたんですね。まずはこんなことから始めてみてもいいかもしれません。

・デザイナーと一緒にをご飯を食べる
・ワークショップで共同作業をする
・職種横断プロジェクトで共同作業をする
・一緒に採用やUXを学ぶ

これらのエスノグラフィーは、簡単に取り組むことができるのでオススメです。

デザイナーをこうやって少しずつ理解したことで採用活動を行う時に重要な、課題を見つけたり施策を打ち出す時の目が養われていきました。

採用要件の見直し

デザイナー採用でありがちなのが「あんなことやこんなこともできるデザイナーを採用したい!」と夢が膨らみがちになってしまうこと。

私は何でも深堀りして考えるのが好きなので「それって、本当に必要な要件なんだっけ?」と問い直してみました。例えば「コーディングってどこまでやらなきゃいけないの」「それってチームのフロントエンジニアが巻き取ることもできるんじゃない?」「要件定義はデザイナーには具体的にはどこまで求めるの?」「機能?システム?プロモーション?PMやエンジニアではなくデザイナーに求めることは具体的にはなにをどこまでなの?」とか。

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デザイナー採用で求められる幅広いスキルって、実は周囲に高いスキルを持つ人がいればカバーできてしまうこともあるんですよね。

「デザイナーにどんな役割を期待するか」の本質、「採用したいデザイナーへの期待役割」を改めて考えることになるのですが、これ、とても難しい。

私はデザイナーの期待役割に悩んだとき、事業計画から考えてみました。「なぜデザイナーを採用したいのか」は、どんな事業計画を実現したいかに必ず紐づいているべきで、デザイナーへの期待役割を描けないと悩んでいるどんな企業や事業にも、必ず事業計画があるはず。それを元に「いま事業で抱えている課題はこれで、そのためにはこの施策を実行したい。そのためにデザイナーが果たすべき本当の役割は…」というストーリーにつなげていくのです。

そのストーリーを描いた上で「それって本当に週5日勤務の正社員デザイナーにお願いしなきゃいけないんだっけ?」「外部パートナーやフリーランスじゃ何故ダメなの?」なども含めて採用したい現場の責任者と徹底的に話し合い、デザイナーの採用要件を絞り、ブラッシュアップしていきました。

採用担当ブランディング

要件の次は、私自身が、『日本一会いたくなるデザイナー採用担当』になることを目指しました。

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Twitterやnoteでは「とにかく自分の顔を出して共感を促す姿勢を見せる」そして応募やエージェント紹介やスカウトの返信を「待つ」のではなくターゲットに近いデザイナーのいそうな場所、つながりを生みそうな方へ「会いに行く」ことを実践していました。

採用広報の定義と強化

採用広報も強化していきました。「採用広報とは?」「なぜ、何のために採用広報をやるんだろう?」と問い直したら「今ある課題を解決するために最適な情報を投下することが、採用広報だ」と気づいたんです。例えば採用のフローで候補者に「伝えきることが難しい」とこのようなコンテンツを採用広報という手段で補完していきました。

・デザイナーの業務内容
・事業や組織のビジョンの詳細
・人やチームの魅力

このようにして私は、気づいたら自然とデザイナー採用に必要なチカラを身につけていきました。

すべての集大成をスカウトに込める

総括すると、デザイナーをありのままの姿を観察して思考や行動を理解しようとし、事業計画を元に採用要件と期待役割をブラッシュアップし、自らも「会いたくなる採用担当」を目指し、現状の課題を解決するために採用広報という手段も活用しました。これらの全ての行動や経験の集大成としてスカウトに熱量を込めていました。スカウトは「『どうしてもあなたを採用したい』という理由を、具体性と熱意を込めて伝えるラブレター」です。

採用担当まさよふとして活動するなかで、私が学んだことがこちらです。

デザイナー採用をする中で学んだこと
①期待役割の極意:デザイナーの採用用件は事業計画から描く
②採用担当ブランディングの極意:WhyとWhatだけでなくWhoの検索行動を促す
③採用要件定義の極意:デザイナーのスキル要件は周囲の職種を分析して決める
④スカウトの極意:企業もデザイナーも、お互いが幸せになる根拠を熱意と具体性をもって伝える

どうして今”エモ採用”なのか

スカウトを送る上で重要な「熱意と具体性」エモ採用という言葉で今回新たに提唱をしたいと思っています。

私たちデザイナードラフトではエモ採用をこのように定義します。

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そして、デザイナードラフトには、エモ採用を行うのに適したアツいレジュメがあります。具体的に熱くスカウトを行うために必要な、経歴やポートフォリオはもちろん、そもそもどんな人なのか?どんなことに価値を置いているのかまで、ほかにはないアツいレジュメがあります。前職で採用担当をした時のnoteにも「デザイナードラフトには見たことないくらい熱量のあるレジュメがわんさかある」と書いてありました(笑)

前職でデザイナー採用担当として、たくさんのチカラを身につけたのちに、デザイナードラフトに触れて、そこで経験した熱量のぶつかる体験に魅了されたからこそ、デザイナードラフトチームにジョインすることになりました。
今度は、サービスを作る側として、デザイナー採用に関わる皆さんのお役に立ちたいと願っています。ご静聴ありがとうございました!

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