デザイナーとしてのあなたの強み、他人から評価されているポイントは何ですか?
私の強みは、UIやビジュアルの高いクオリティを保証すると同時に、デザインを論理的に言葉に置き換えて提案する「言語化能力」にあります。ビジネスでデザインを検討する際には、多くの関係者の承諾を得る必要があります。そこで必要になるのはデザイナーよがりの「かっこよさ」ではなく、なぜそのデザインであるべきなのか?を具体的な言葉で説明する能力だと考えています。直近では、日々の仕事の中ではもちろんのこと、プライベートでもブログを通じて論理的に考えを伝える訓練を行っており、過去に公開したブログ記事は2017年はてブランキングで年間1位(ブックマーク数5882)を獲得するなど、具体的な成果に繋がっています。詳しくはポートフォリオをご覧ください。
デザインする際に大事にしていること
自分の甘さと戦うことです。人は自分の都合を優先する生き物です。自分の都合を優先すると、プロジェクトに対するコミット、デザインに対するクオリティ、他者が作った制作物に対するチェック、すべてに妥協が生まれます。人として生きる以上、こうした様々な角度で押し寄せる問題に対して、いかに誠実に、正面から力強く問題を解決しようとする姿勢を保てるかが、デザインという仕事に関わる上で大切にすべきことであると考えています。
今後身につけなければいけないと思っていること
より強くデザインの力を発揮していくためには、マーケティングやUXに関する知識の習得が不可欠であると考えています。受託のWeb制作であれ、インハウスでのサービス制作であれ、実際に目の前の案件に対してリアルにユーザの目線を想像して施策を考える際の答えは、書籍やネット上に答えはありません。都度オリジナルで、自らのアンテナを最大限働かせて答えを導き出す力が必要になります。私が直近で身に付けたいことは、まさにそのリアルな思考力であると考えています。
デザインしたい分野
分野に対しては今のところ大きなこだわりはありません。自分の能力が求められる環境であれば、それがどんな業界であってもチャレンジしてみたいと考えています。が、しいて言えば今後新たなイノベーションを起こすであろうIoT関連、フィンテック、不動産テックといった新しいビジネスの創出にデザインの力で関わってみたいと考えています。
仕事をする上で影響を受けた本と、その理由
趣味、プライベートにおけるこだわり
未入力
パフォーマンスを出せる環境
和気藹々と楽しく仕事をするよりも、ある程度の緊張感を持った環境を望みます。私自身が導き出す答えは、必ずしも最適解ではありません。そこに対して度重なる否定的な思考が折り重なった上で、私自身の出す答えも研ぎ澄まされると考えていますので、言うべき時は言う、という空気は必要であると考えています。最終的には私自身が、私自身に対して最も否定的な意見を述べられるようにすることが、最も高いパフォーマンスを発揮できると考えています。
オススメのツールやプラグイン、ガジェットなど
オススメのツールはTwitterです。私自身はTwitterを考え事のメモとして活用しています。140文字という限られた文字数の中で、いかに自分の考えをまとめきるか、人に分かりやすく考えを伝えることができるか、という視点で運用すると、デザイナーにとって最も大切な論理的思考や明文化能力、客観的な自分の思考の振り返りをまとめて行うことができるのでオススメです。